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庭悳みやび代表の木内です。この見慣れない「庭悳」は「にわとく」と読みます。庭悳の悳は「真っ直ぐな心」。 誠心誠意、庭と向き合っていく心構えを持ってこの屋号を背負っています。庭のお手入れから作庭、外構など庭のことなら何でもご相談ください。 【電話番号】
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2015年07月05日

常緑樹の落ち葉

庭木の植えてあるお庭なら

必ず常緑樹の1本くらいは植えてあるでしょう。

よくお客様に言われるのが

「春頃、落ち葉の掃除に追われて大変」

というお話。

常緑樹の性質上

種類によって様々だが、数年をかけて葉を落とす。

例えばクロガネモチなら今年出た葉のうち

翌年に20~50%くらい

クロマツなら今年出た葉は5年をかけて落とす。

もちろん樹種や環境によって異なります。

自然に生えている常緑樹はこのサイクルを繰り返しているわけです。

さて、庭木はどうでしょう?

当然、春に出た芽が伸びてくると

剪定されてしまいます。

伸びた新芽を摘むだけの剪定をしていると

古い葉だけがずっと残っていくことになりますね。

毎年これを繰り返すと、新緑の時期

落ち葉清掃に追われる結果につながると考えられます。

本来なら剪定の際に古葉をとってやり

新しい葉で樹形を作っていくことがローメンテにつながります。

剪定の技法「三つ葉透かし」や「松のもみあげ」などは

まさにこれ。

翌年落ちる予定の葉を予め採ってしまい、

さらに見た目も良くしているんですね。

まぁそれでも予定はあくまで予定。

残した葉っぱも翌年落ちてしまう可能性もあるわけです。

その場合、予想外れで木がまる裸になってしまうこともあるかもしれません。

樹木は環境によって成長の具合を自分調整しているのです。

庭師の仕事としては

もちろん美観を大事にしなくてはなりません。

しかし、何でもかんでも美観を優先させてもいけません。

やがての美観を損ないます。

例えばマツの場合、樹勢が落ちているのに

無理に揉み上げをしても仕方がありません。

余計に弱らせてしまいます。

その辺、しっかりと考えて根拠をもって施主様に進言できる

庭師が良い庭師だと思います。

樹を考え

葉を考え

花を考え・・・

トータルで考え、尚且つ美観を整えることは

そう簡単ではありません。

しかも樹種が変われば、条件が変われば

また違う様に考えなければなりませんからね。


この時期は毎年忙しく、手入れ作業に追われておりますが

それでも1軒1軒、1本1本丁寧に、

そしてお客様に本当に喜んでいただける手入れを心掛けたいと

そんな風に思う今日この頃です。


奥が深く、そして広い

楽しい職業ですね。庭師は。

さて、来週も張り切っていきますか。

雨・・・もってくれよ^^;

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Posted by 庭悳みやび at 19:47│Comments(0)庭木
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